子供にとっての常識,大人にとっての常識

今日は両親と家族についてとか子供の教育について議論した.そこで父親の言っていた事が印象的でもあり,えらく感心してしまったのでエントリー.


このブログを読んでる皆さんはもう大人になってると思います.皆さんのような大人の持つ常識というのは,親の教育によるものが大半を占めていると思います.親が常識だと思う事を子供にしつけることで,子供の常識が形成されて行く.


このしつけの段階で注意が必要なのは,「教えてないことで叱らないこと」.父親の職場や友人を見回しても,子供に教えてないことで怒ってしまう親が結構多いらしい.そういう人の気持ちを察するに,自分にとって常識から外れた行動を子供がとってしまい,イラっときてしまうのに間違いないと思う.でも先述したように,子供にとっての常識というのは親の教育によって形成されるものであり,教えてない事は子供にとってはなんでも無いこと.畑に生えてる雑草を抜くのと,花壇に生えてる花を抜くのは子供にとって何の違いも無いこと.でも大人からすればわざわざ買ってきて育ててる花を抜くとかなんやっとんじゃバカモンがって思う.ここで叱ってしまうと,子供にとって訳の分からない事で怒られてるだけ.


そこでやらなければいけない事は,必ず一度「なんでそういうことしたの?」って聞く事.それで子供の言い分を聞いて納得してあげたうえで,「これはね,・・・」ってな感じで教えてあげる.それで次また同じことをやったときは,「あん時ダメ言うじゃろうがバカモンがー!」で良い,と.


これは確かにと思った.自分に将来子供が出来たとき,この事には気をつけておこう.