子供を育てるということ

「専業主婦の子育て」は、2億円以上の機会損失
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100329-00000001-president-bus_all

この記事と直接的な関係はないのだが、以前から考えていたことがある。ちょっと前まで家庭教師をさせてもらってた家庭がある。そこのご両親が、共働きで二人とも帰ってくるのが毎日21時を過ぎたりしていた。その家庭には子供が3人いて、それぞれ小学生、中学生、高校生だった。家政婦を雇っており、平日の晩御飯や子供の世話は家政婦のおばさんがやっているようだった。子供たちは家政婦のおばさんになついており、楽しそうにわいわいしていた。

俺は高校生の子を教えてたんだけど、結構家庭の話とかをその子から聞くことがあって、その時にちょっと驚いたことがある。「絶対にうちの両親のようになりたくない」彼女がそう言った。高校生というのは年齢的にもそんな感じになってしまう時期ではあると思うんだけど、なんかそれだけではない気がした。すごい陳腐な表現ではあるが、やはり子供は親の愛情をたくさん注がれて育たないと、このようにどこかすれた感じの子供に育ってしまうのだと思う。

今の世の中、女性も一生働くのが普通な世の中だし、俺もそれはいいことだと思う。女性も社会との関わりをもって生活したいだろうし、子育てを強要するような夫にはなりたくない。また、共働きだとやはり金銭的に余裕のある生活が出来るしね。もちろん自分の意思で子育てに集中したいといって仕事をやめるというのなら、俺は安心して自分の仕事に集中できるだろう。

ここで、最近俺が考えてることなんだけど、それではお互いが自分のやりたい仕事を続けながら、子育てをするためにはどうしたらいいのだろうか?

社会人の先輩の話を聞いていると、毎日定時に家に帰ることが出来るかといったらそうではなさそうだし、それどころか企業によっては毎日定時に家に帰ることが出来ないだろう。どちらか一方だけが毎日夜まで働いていては、子育てをもう一方に丸投げする感じになるだろう。そうなれば子育てを丸投げされた方に不満が溜まって家庭がうまく行かないような気がする。両方とも毎日夜まで働いてたら最悪で、人を雇って子育てさせる感じになるだろう。

結局最近考えてることに明確な答えは出てないんだが、就職活動する際にある程度の対策は練っておかないといけないのかなと思ってる。会社を選ぶ基準に残業が多いかっていうのを入れといたほうが良さそうだって考えてる。はたしてOB訪問とかで、そんなとこまで分かるのかは謎なのだが、これから就職活動をするうえで将来のことを真剣に考えなきゃなーってようやく考えるようになったのでしたー。