卑屈な自分とちょっと新しい自分

こんばんは.もう12月も半ばですね.長かった学生生活もあと3ヶ月ちょっと.まだまだ学生を続けたいような,早く社会人になって経済的に自立したいようなといった感じです.

今年の夏,僕は来年からは広島で働くこととなりました.あれから,内定式の日程を勘違いして内定式に出られないという,人生で最大の大チョンボを経験しました.日常生活のなかでもおっちょこちょいな自分が,あと4ヶ月後には社会人になるなんて信じられません.

そんな不安を抱える僕ですが,ちょっと前から仕事に対する意識が変わりつつあります.まだ仕事をしたことないですけど.

今までは仕事なんて適当に最低限やって,プライベートを充実させたいと思っていました.そういった考え方は,どうせ自分なんかが頑張ったところで,誰のためにもなれないといったネガティブな思考が,いつの日からか僕の中に染み付いていたからではないかと思います.

大学に入ってからというものの,周りの有能さ,自分の無能さを痛感し,劣等感を感じる日々でした.自分なんて誰にも必要とされない,頑張ってもどうせ周りのようには出来ない.自分の非力さを感じるたびに,すぐに卑屈な自分の中に逃げ込むようになりました.自分の心を守るための本能が働いたのかもしれません.そんな自分だったため,就職活動中は,「どうせ仕事なんて」といってどこか擦れているような節がありました.

しかし,最近では,こんな自分でも頑張れば人の役に立てるかもしれない,という希望を持てるようになってきました.研究室でも経験が豊富な部類に入るようになり,実際それなりの専門知識も身に付いて来ました.研究室の後輩の質問に答えて感謝や感心をしてもらったり,教授から僅かばかりですが,自分の出した成果を認めて下さる言葉を頂けるようになったりするうちに,しばらく味わっていなかった感情を抱くようになりました.人の役に立てる,人に認めてもらえるという充実感です.まだまだ卑屈な自分は抜けませんが,自分でも頑張って何かを続けていれば,それなりにやれるかもしれないと思えるようになってきました.

結果として,「どうせ仕事なんて」と斜に構えたりしないで,挫けるまで頑張ってみようじゃないかと考えるようになりました.考え方が変わった以上,昔の価値観で選んだ自分の就職先が,本当に今の自分に適した場所なのかどうかは分かりません.しかし,そこがどんな場所であろうとも,若いうちは精一杯頑張ってみようと思います