考えをアウトプットすること

日本の学生に限らず多くの人が情報のなかに埋もれ、情報をインプットすることで精一杯になり、情報をアウトプットすることができなくなっているという話をよく聞く。

自分もネットサーフィンをするようになったのは最近のことなのだが、ネットサーフィンをしていると本当に現代社会は情報が溢れ返っていることを実感する。RSSを登録して興味のあるサイトの更新をもれなくチェックしていたのだが、登録数が増えたのと授業や研究が再開されて時間がなくなってきたこともあり、チェックすることにエネルギーを注いで、情報を取り入れることで満足感を得ている自分がいた。

このことから私は以下の2点に気づいた。

・気になる情報をすべて把握するのは無理。今仕入れたい情報をしぼりこむ必要がある。
・情報を仕入れたところで、インプットするだけではあまり自分のために生かせない。インプットした情報を自分なりに解釈してアウトプットする必要がある。

まず、インターネット上には毎日大量の情報がアップロードされていて、その情報をすべて知ることは不可能であり、時間が浪費されるだけで合理的ではない。そこでどれもこれもRSSを登録するのではなく、自分が今本当に調べたい情報を発信しているところだけを登録して、ほかのサイトはEvernoteにリストを保存するようにした。

最近ブログをつけ始めた理由として二つ目の気づきによるところが大きい。取り入れた情報を自分なりの言葉にして表現することで思考が整理される。また実際に言葉に表すことで決意表明のようになり、自分なりにやろうと思ったことを以前に比べて実際の行動に移せるようになった。

これからも今の自分のおかれている状況を判断した上で、情報を取捨選択し、自分の意見をこまめに表現するように気をつけよう。