DIALOG IN THE DARK

ネットで見つけたDIALOG IN THE DARKに先日行ってきました(http://www.dialoginthedark.com/index.html)

この催しの内容を簡単に説明すると,タイトルの通り真の暗闇のなかを暗闇のエキスパートである視覚障害者の方が案内人になって様々な体験をするといったもの.

一切視覚が使えない暗闇に8人くらいのグループで一緒に入るのですが,一緒に行った友達以外は当然見ず知らずの人たちなので,始めは会話をすることはありませんでした.しかし,暗闇の中で時間を共有するに従い,顔も分からない誰かと気軽にコミュニケーションをとれるようになってくるのです.見ず知らずの人とそうなってしまうのは,普段視覚情報によって持ってしまう様々な偏見がなくなってしまうせいかもしれません.今話している人の体格,年齢,顔などは分からず,分かるのは相手の声だけ.そんな不思議な体験をすることが出来ます。

この不思議な体験に加え、自分たちが普段どれだけ視覚情報に頼りきっているかを痛感させられます。杖を使って足元を何度も確認しながら少しずつしか進むことが出来ない。段差があることも分からない、壁があることも分からない。こういった体験を通して目が見えるということのありがたさを知ることも出来ます。

ネタばれになるのであまり詳しく説明は出来なかったのですが、日常生活では体験できないことを体験できるので、一度行ってみる価値はあると思います。(ちょっと料金が学生にとっては高かったかな・・・)