情報リテラシー教育

以前どこかのブログで、日本の教育では情報リテラシーが身につかないから教育制度を変える必要があるという話があった。これから生まれてくる人にとって情報リテラシーは必須であり、より充実した教育は必要だと思う。しかし同時に、高齢者に対する教育も必要になるのではないだろうか?

これからの社会では情報技術がますます進化し、同時に技術が複雑化する。複雑となった技術は往々として、高齢者にとって理解しがたいものになっている。ソフトバンク孫さんのお話(http://kakiokosi.com/2010/04/)の中に、高齢者の方々にとっても、光による通信が必要であるという話があった。しかし現状では、PCを購入し、インターネットを活用している高齢者は多くないはずである。優れた技術があっても、その技術が何も分からない高齢者の方々は手を出すことが出来ない。これはせっかくの需要が埋もれてしまっている状態であり、大変もったいない。

もちろん若年層にするような教育を高齢者に向けてする必要はない。若年層向けと高齢者向けでは教育の目的が違うからだ。若年層に対する教育の目的は、これから国際社会で活躍するための教養を身につけさせることである。一方高齢者に対する教育の目的は、既存の技術を享受するためのものである。

年代に応じた情報リテラシーの教育充実が求められており、これは需要の拡大にもつながる可能性がある。