倫理教育

不同意堕胎容疑の医師、子宮収縮剤を不正入手か
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100519-OYT1T00058.htm

こういう感じのニュースを聞くといつも思うのが、倫理の大切さ。医者、建築士、機械屋いろんな専門家がいて、それぞれの仕事が社会を支えているわけ。でも医者にとっては建築は分からないし、機械屋にとって医学は謎である。こんな感じで他の分野のことってあまり分からないもんだから、ちょっとくらい不正をしてもバレないものだと思う。

専門家にも色んな種類がある訳で、多少のズレはあるかもしれないけど、専門化のズルは大事故につながることが少なくない。医学は例えが全く思いつかないが、機械屋で言えば例えばメンテナンス怠って鉄が錆びたり、一見大丈夫そうな鉄でも疲労破壊を起こしてぶっこわれて人が死んだり、建築士だったらバレないように構造を簡素化して地震であっさり倒れて人が死んだり。例を挙げればキリがないほどの事故があると思う。

全然詳しくないからあくまでこんな気がするってだけだけど、こういった事故ってのはやっぱりセオリー通りにちゃんとやってれば起こらないものだと思う。どこかで「どうせバレないから」といって手を抜いているところがあるはず。それが人の命にかかわる事だと知ってか知らずか。

人ってのは弱い生き物だし、怠惰な生き物だから油断したらこうなるのは当然だと思う。そこで思ったのは、倫理教育ってのは定期的にするべきなんだなってこと。ちょっと話がそれるけど、私は最近運転免許を取ったわけだが、教習所で交通事故の悲惨な例を何件か聞かされて、安全運転に努めようとか考えてた。でもこれから何年もそういったことを聞かされずに、何とか無事故で済んでいたらおそらく状況は今と変わっているだろう。やはり、倫理的な教育ってのは定期的に必要なんじゃなかろうか。


人って定期的に怒られなきゃダメなのかもね。