大きい会社と小さい会社

ここ一年弱くらいで、どんな組織なのかさっぱり分からないような大きな会社と、50人くらいのベンチャー企業でアルバイトをしていた。今日ベンチャー企業でのアルバイトがひと段落したから、思ったことを綴ってみようかと。


両方ともIT関連の仕事だったんだけど、大きいほうの仕事は全国の社員達のサポートデスク(ネットがつながらんとか、メールが送れんとか言ってる困ったちゃんの相談役)。アルバイトという下っ端が出来る範囲は非っっ常に限られており、大半は社員以上の権限が無ければ対応が出来ないものだった。また社員でも下っ端の人は社内メールは遅れても外部にメールが送れないだとか、印刷が出来ないだとかの制限がついていた。


一方ベンチャー企業の方はホームページを作ったり、webページを解析するためのプログラムを作ったりする主にプログラミングの仕事。制限されるものが何も無く、仕事もバンバン回ってくる。回ってくるといっても、ど素人同然の俺に出来ることは限られているから、先輩に聞いたり、作ったコードを直してもらいながらなわけで、一人前の仕事が出来るわけじゃない。だけど自分の作ったユーザインタフェースを元にして先輩の作った新しいウェブコンテンツが、来月中旬には展示会で発表されるらしい。といった感じで、どんな下っ端だろうが会社の戦力なんだというのを実感しながら仕事が出来る。


ここまで書いてみると、俄然ベンチャー企業のほうがいいじゃんってことになるんだけど、以上のようなことを踏まえた上で俺はやっぱり初めは大企業に就職しようと考えた。日本は新卒至上主義で、名だたる大企業には新卒じゃないと中々就職できない(という話を聞いた)。一方ベンチャーの方では、俺が働いている短い間だけで何人も人が入ってきて、それと同時に辞めていった人もいた。以前高校の恩師が来ているということで、とあるバーに行った時にその恩師の友達からまずは大企業に入ったほうが良いよというアドバイスをもらっていた。理由はやはり小さな会社なんていつでも入れるんだからというものだった。今回のアルバイトでその意味を自分の体で感じることが出来たため、就職活動は大きな会社をメインにしようという決断に至った。


以下ぱっと思いついたその他感想のバラバラなまとめ
大企業のほう
・保守・管理はつまらん
・言葉遣い超重要
・世の中頭のおかしい人はたくさんいる
・お偉いさんと話すと緊張する
・情報統制が厳しい
・営業は怖い(電話先で凄まじい怒号が聞こえる)
・出世って難しい
・優しくしてくれる先輩は惚れる
・潰れる気がしない
・首切られる気がしない
 
ベンチャー
・プログラミングなどの仕事は上には上が「い過ぎて」、自分の価値が薄い
・ソフトウェア開発はやっぱり目が死ぬほど疲れる
・下手したら潰れそう
・首切られる気しかしない
・わいわいやってて楽しそう
・開発は服装とかゆるい
・ゴミ捨てとかコーヒー入れたりするお姉さんかわいい

共通
・やはり理系の職場に女っ気はない
・一日働くと超疲れる
・仕事の後のビールは最高
・ノリの良さ重要(コミュニケーション能力ってやつ)
・パソコンのスキルは仕事に大きく影響する

なんかこれだけじゃない気がするけどまぁいいや。