頭の限界

何回も言ってる気がするけど、やっぱり自分の頭ん中を書き出す作業は重要だと思う。


何かの考え事をしている時、様々な条件をうまく組み合わせて答えを導こうとする。条件としてはどんなことでもあり得る。訳の分からない方程式たちかもしれないし、日々の人間関係から得られた経験かもしれないし、自分という存在に関することかもしれない。


答えを導くために必要となる条件は、往々にしてたくさんある。しかし、人間の頭ってのは「ずさん」に出来ていて、頭の中で考えているだけでは、その考え事は消化不十分のまま終わることが多い。コンピュータのメモリとCPUのように知識と思考を完璧に組み合わせることは出来ない。そこでペンと紙、キーボードとディスプレイを用いて条件たちを書き出し、知識を外部化する必要がある。頭の容量を思考だけに割くことでやっとこさ満足のいく考え事が出来る。


何かに悩み、その答えが出せずにいるときは、面倒なのを我慢して条件ひとつひとつを書き出してみる。この遠回りに思える作業がとても大事だと思う。