俺は今就職活動をする上で、これからの人生でどんな環境に身をおくのかという選択を迫られている。そこで、俺は自分にとってここだけは譲れないってのを守ってればいい、って思っている。しかし、自分にとってどこだけは譲れないのかっていう判断は、人の価値観が経験と共に変化していくゆえに中々難しい。そういう揺らいでいく価値観の中からこれまでぶれていない物があるのなら、それが自分の芯に最も近いんだと思う。


それで自分なりに考えてみて思いついた自分の芯なのだが、確かにそれは自分の歩みを思い起こしてみて、全く揺らいでないけど、ほんとにこれを芯と呼ぶのかという物だった。それは「独り」を極度に嫌うというもの。


恥を忍んでこれまでの自分の寂しがりエピソードをつづって見ようと思う。小学校から高校にかけて俺は夜眠れないことが怖かった。みんなが寝静まっているころに自分1人だけが起きていて、誰とも口を聞けずに一晩中眠れないという状況を恐れていた。だから修学旅行というものが恐怖以外の何物でもなかった(笑)。また俺は、高校受験で学区外の高校を受験し、それまでの友達がほとんど居ない高校に行くことになった。高校の選択は自分でしたくせに、俺は古い友達のいない高校で、新しい友達が出来ないことを恐れた。お前なら絶対大丈夫だよと言われて行ってみたらやっぱり全然問題にはならなかった。そんな俺は、高校の先生に勧められるがまま1人上京してきた訳なのだが、1年生の頃は土日に予定が入らないことを恐れていた。週末誰とも話さずにいることが精神的に耐えられなかった。しかし、1年生の頃は同じ外国語のクラスの友達と遊びまわるようになり、充実した(?)日々を送ることが出来ていた。その後(実質的に人生で初めての)彼女が出来、ずっと1人で居なければならないといった状況が完全に無くなった俺は、やっぱり精神的に落ち着いた生活が出来ていたのだが、その後彼女との別れを考え始めるときがあった。別れを決意しようとする俺を阻むものはやはり独りになる寂しさだった。結局俺はその後ふられて1人になった訳なんだけどね。んで別れてすぐは不安定な時期がしばらく続いた訳なんだが、サークルの友達や先輩、後輩、研究室の友達などとたくさん遊び回ることが出来、割とすぐに精神的に落ち着くことが出来た。んで今に至ると。


こうやって振り返ってみると、常に俺は独りになることを恐れ、それを回避するための行動を最優先させて生きてきた。そんな俺の性質を俺の芯だとするならば、これからの人生で最優先すべきなのは「家族」なのだろう。


このことについてはまだ考えていることがあるのだが、全然考えがまとまってないから今日のところはここまで。みなさんはどんな自分の芯をお持ちですか?